卒業生の高木靖子さんが勤務する茨戸メリー幼稚園を訪問しました。
在学中のゼミ活動では、「障がいのある子どもたちの音楽遊び」や、脳性麻痺の方への「わくわくタイム」をゼミ生たちと相談しながら計画し、教材を作って実践していました。誰にでも優しく、誠実に取り組む姿勢が印象的でしたが、今も変わらない穏やかな笑顔で、新緑が鮮やかに広がる園舎を案内してくれました。在学生の皆さんへのメッセージを紹介します。
(幼児教育コース 伏見 千悦子)
卒業生から大学生や高校生へのメッセージ
「私は、教育文化学部教育学科幼児教育コース第3期卒業生の早川智貴です。
現在、幼児教育コースの教員である伏見先生の紹介で出会った児童デイサービスで勤務しています。
学生時代からアルバイトとして経験を積み、障がいを持ったお子さんと関わることの難しさと、やりがいを感じました。
大学生活を通して先生や先輩達、そして友人達、たくさんの出会いを得ることができました。
講義などから子どもと接する時の姿勢や保育についての基礎を学び、それをベースに日々学びながら療育にあたっています。
充実した大学生活を送ることで視野が広がります。時には息抜きも必要です!自分のペースで学業、遊び、アルバイトを調整し、貴重な学生生活をお過ごしください。」
(大学教員からのコメント)
社会福祉法人大藤福祉会大藤児童デイサービスふわりに勤務する早川智貴さんは、仲間からの信頼も厚く、在学中はPAL-Cのリーダーを務めていました。1年次から始めた児童福祉現場でのアルバイトを通して、大きく成長した学生の一人です。まなざしの優しさから、子ども達に慕われていることが伺えます。
(伏見千悦子)
幼児教育コースの伏見先生が学生と一緒に「新さっぽろ幼稚園」に研修に行くと、幼稚園教諭3年目の山岸みなみさんが迎えてくれました。園長先生からは、子ども一人一人の思いをとっても大切にしてくれる先生です、って絶賛していただいています。ありがたいことです。
山岸さんに大学生のみなさんに向けてメッセージをいただきました。
「幼稚園教諭3年目になりました。初めはわからないことだらけで悩むこともありましたが、そんな時には先輩の先生方だけでなく、子どもたちも助けてくれました。この仕事はもちろん大変なことも多いですが、子どもと一緒になってはしゃいだり笑ったりできて、他の仕事では味わうことのない楽しさややりがいがあると思います。コロナ禍で人との関わりが減ってしまったり大学が遠隔講義になったりなど、大変だと思いますが夢に向かって頑張ってください!」
山岸さんが担任をしているクラスで、とても素敵なことが起こっています。山崎のブログに書きました。
北翔大学を卒業生、保育教諭3年目(あいおいこども園)の羽賀裕希さんが、 ZOOMによる園の自主公開研修を開催しました。園内にとどまらず学生を含め一般の保育教諭なども参加したものです。もちろん北翔l大学の学生も参加しました。
その発表内容は卒業研究をベースとしており、非常に充実していました。何より、目の前の子供たちの姿からその良さや素晴らしさを見つけ、伸ばそうとする力に驚かされました。そこで、羽賀さんに、学生や高校生に向けて、一言書いていただくことにしました。
*以下に研修会の時のプレゼンを紹介します。
(幼児教育コース山崎正明)
以前このサイトで紹介させていただいた濱野真悟さんの新たな取り組みを紹介します。
濱野さんの就労支援事業所と連携しているせせらぎファームが収穫した葡萄でワインを作りました。ラベルのデザインも濱野さんです。
北翔大学では毎年、卒業生が先生としてどのように活躍しているのかを取材し「せんせい」という本を刊行しています。 (A4サイズ18ページ)
教師になったばかりの先生たちの姿を知ることができる貴重な刊行物です。
北翔大学のアドミッションセンターで扱っています。オープンキャンパスでも配付しています。
幼児教育コースの2013年の卒業生から、「学生支援のお知らせ」が届きました。
いま、この状況で困っている学生を提供するというイベントです。まっさきに北翔大学の学生のことを思ってこうして、連絡をいただけることは、本当にありがたいことです。
卒業生の土田夏純さん(2017年3月学習コーチング学科卒業)が訪ねてくれました。現在、旭川市立知新小学校に勤務して3年目です。
小学校教諭の先輩として、ゼミの3年生にいろいろな話をしてくれました。
「小学校教諭の魅力」「小学校教諭を志望した理由」「教採に向けた勉強」「特別支援教育の知識の大切さ」等々。
教育実習を終えたばかりの3年生には、とても良い刺激となったことと思います。
卒業生が、こうして訪ねてくれるのは、本当に嬉しいことです。
(小杉直美)
9/16(日・祝)、札幌市私立幼稚園連合会主催の「就職フェア」が開催されました。
多くのブースで「北翔大学出身の先生が本園で活躍していますよ」とお声がけいただきました。
また、新卒1年目の高木靖子さんと、勤務先である茨戸メリー幼稚園の出展ブースで再会しました。「子ども達に優しくて、とても頑張ってくれていますよ」と園長先生からのお言葉もいただき、嬉しく思いました。
以下、高木靖子さんが仕事についての様子を知らせてくれました。
(伏見千悦子)
「毎日6時に起きて7時40分には出勤して、掃除をしたり幼稚園バスに乗ったりします。
2学期は行事が多く、お遊戯会のダンスや衣装を考えたり、お店やさんごっこで何をするのか決めたりしています。また、もう少しで参観日があるため、指導案を書いて製作の準備を進めています。
初めてのことばかりで上手くいかないこともあるのですが、子ども達のかわいさと成長を感じながら過ごしています。」
9/30(日)に開催された札幌市私立幼稚園連合会「就職フェア」の各幼稚園ブースで配布されたパンフレットの中に、本学初等コースの卒業生が掲載されていますので、ご紹介します。子どもが大好きで、幼稚園教諭になりました。本学での学習の成果を教育活動に生かせる幼稚園と出会い、やりがいを感じながら毎日を過ごしている様子が伝わってきます。
9月29日「第9回 北翔大学現職教員研修会」が開催されました。
本学卒業のベテランから新卒ほやほやまで、約30名の先生が参加しました。
山谷学長のご挨拶の後、釧路児童相談所の阿部弘美所長による『「子どもと虐待」と教育と福祉の連携』の講演会。
その後、校種別分科会で現場の状況についてざっくばらんな話し合い・意見交流を行いました。
夜は、ホテルエミシア最上階へ会場を移しての大懇親会。
ビンゴ大会でかなり盛り上がりました。
次年度以降も多くのOB、OGの先生に集まってほしいです。
二宮孝行
北翔大学の卒業生2名が、同じ幼稚園に勤務しています。3年前に卒業した佐々木さんと今年卒業した鳥潟さんです。北広島市にある大地太陽幼稚園です。その「おやこ造形ひろば」という行事を参観してきました。その姿を見て、さすが、プロになると顔つきも違うと感じました。園長先生や先生方からも 二人が一生懸命にやっていると話してくださいました。とても、嬉しい参観でした。そして何より、子供達の主体的で喜びにあふれる姿は素晴らしいものでした。かけがえのない大切な大切な幼児期の教育にかかわることはなんとやりがいのある仕事でしょう!
(山崎正明)
*写真の掲載については大地太陽幼稚園園長先生の了解を得ています。なお、このサイトでは、扱う写真はすべて了解を得ています。
教育学科の前身、学習コーチング学科の卒業生、高橋翔平さんが、2週に渡り、講義「障害者スポーツ・パラリンピック概論」の特別講師に来学しました。ブラインドサッカーに関する講義と演習を担当してくれました。
現在、札幌市視覚支援学校に勤務しています。加えて、札幌市内にあるブラインドサッカーチーム「ナマーラ」の監督をするとともに、2020、2024年開催のパラリンピックに向けて、ブラインドサッカーのジュニア選手を育てる全国の強化チームのコーチとして、毎月上京して指導をしているそうです。
写真は、講義後、研究室を訪ねてくれた時のものです。ブラインドサッカーについて、色々と教えてくれました。
卒業後、少しずつ活躍の場が広がっていったとのこと。学生時代の爽やかさに頼もしさが加わっていました。卒業生の活躍は嬉しいものです。
(小杉直美)
2月2日に、北海道北見市の北見市民会館小ホールで、オホーツク管内高等学校音楽教育研究会主催の「第40回 研究演奏会」が開催されました。
演奏した北翔大学音楽コースの卒業生”北翔チーム”の皆さんです。オホーツク管内の4つの高校それぞれに音楽教師として赴任し、現地で指導に演奏に、活躍されています。
音楽コース7期生の岡嶋修平さんの言葉を紹介します。(鈴木しおり)
「大学卒業後、倉庫業の仕事をしながら音楽活動を続けていました。「音楽に関わる仕事がしたい」という思いは変わらず、昨年7月に中島公園にある「札幌コンサートホールKitara」の職員として働き始めました。
自然に囲まれた環境と高い音響設計から「世界一の音楽ホール」と高い評価を得ているKitaraは、年間を通して国内はもちろん海外からもアーティストを迎え、コンサートを実施しています。さらには地域、大学との連携事業などでのコンサートも多く、地域や人とのつながりが大きく感じられる仕事です。
今年の7月4日にKitaraは開館20周年を迎えました。市民のみなさまに、音楽を楽しんでいただく機会をもっと提供できるように、ホール職員として貢献していきたいと考えております。」
ゼミで学んだ作曲は、卒業してからも続けていました。さすがにこのスキルを使う出番はないと思っていましたが、ソフトを使ってCDの編集をする作業もあり、今の仕事に役立っています。
力を入れてやってきた事は必ず役に立つし、報われるものだと感じました。
岡嶋修平
10月21日に北翔大学で開催した「面白算数教室」に、 OBの愛馬聡さんが、森町から車で4時間かけてやってきてくれました。現在特別支援の学級を担任しています。今回は、「面白算数う教室」のことを振りかえって、その思いを書いていただきました。
「私は今小学校の先生として働いています。勤めて半年ほどですが「おもしろ算数教室」で経験した事は自分自身の大きな財産になっています。児童との関わりかたや実際の授業から得たことが今の現場でも生かされているなとふと思う時があります。
面白いと感じられる授業をすることはとても難しいですが、どんな授業するか一生懸命考えることで先生としての力が身に付いたと思います。
後輩たちにはこれからも児童に「面白い」を伝えていけるように頑張ってほしいです。
また、自分自身もおもしろ算数教室で得た経験を生かし真剣の中にも面白さを感じられる授業づくりに努めていきたいと思っています。」
愛場 聡(森高校出身)
札幌ゆたか幼稚園に勤務している卒業生の池田麻美さんからのコメントです。
「幼稚園教諭4年目です。現在は年中4歳児の担任をしています。日々、子どもの笑顔に元気を貰いながら、成長を見守れることのできる幼稚園教諭という職業に就けて幸せです。まだまだ子どもと一緒に成長し、試行錯誤の毎日ですが、喜びや充実感は人一倍感じられていると思います!
毎年ですが、「泥団子」に夢中な子ども達!初めは、力加減がわからず崩れてしまったり、なかなか綺麗な丸にならなかったり…。ですが、作り方の絵本を見たり、周りの友達に聞いたりしながら、何度も挑戦しています!作っていくうちに砂の性質の違いや、布で磨くタイミングなど、自分なりに考えながら作る子も増えてきました!何日間もかけて作る子どもの集中力にはいつも驚かされます!!
遊び1つにおいても、成長の場面がたくさんあります。園全体でも、『環境のあり方について』日々教職員で話し合いを重ねています。
今後も、子どもの興味や関心など、色々なアンテナを伸ばしていけるような環境作りを考えていきたいと思います!
浅尾ゼミの卒業生、児玉翔平君が札幌市私立幼稚園連合会の教育研究大会終了後に寄ってくれました。「子ども達が可愛い!」「仕事が楽しい!」と笑顔で話してくれました。後輩の皆さんも続いてくれると嬉しいですね。
(伏見千悦子)
以下は児玉さんのコメントです。
「平和幼稚園に勤務して3年目になりました。男性教諭も増えて来ました!
幼稚園教諭は毎日子どもたちの新しい発見の連続でとてもやりがいのある仕事です。
とても楽しい職場ですので皆さんも一緒に働きませんか?」
2017年7月8日(土)「全国大学音楽教育学会北海道地区学会研究会」に参加し、指導教官と共に研究発表を行った本学卒業生、山内芳春さん(芸術メディア学科2017年3月卒業)をご紹介します。(幼児教育コース伏見千悦子)
「私は現在、北海道教育大学旭川校大学院で音楽科教育を専攻しています。
そこでは、デューイやヴィゴツキーといった教育学、音楽に関してはコダーイ、ダルクローズ、オルフといった3大メソード、そして次期(第9次)学習指導要領で求められている資質・能力について研究しています。
北翔大学在学中には、実技系を中心に学んできました。音楽科教育学と実技では違う点が多くありますが、学部で学んだことをいかして「やさしさの教育学」「子どもたちの笑顔」ということを大切にして研究をしていきます。」
(山内芳春)
大藤子ども園で働いている卒業生のコメントです。
私は現在、0歳児クラスの担任をしています。
4月当初は、覚える事が沢山あり、全てが手探りで不安でいっぱいでした。0歳児は言葉でのやりとりが難しいため、表情でのコミュニケーションを大切にしています。
どうして怒っているのか、泣いているのか、気持ちに寄り添い考えながら言葉を掛けるようにしています。
子どもの成長はとても早く、自分が子どもたちに教えられる事もあります。自分なりの保育を見つけながら子どもと一緒に成長していけるよう頑張っています。
(橋場成美)
大藤子ども園で働いている卒業生のコメントです。
私は大学4年生の1年間、アルバイトとして勤務した保育園に採用が決まり、現在は2歳児クラスの担任をしています。
アルバイトの時は、実習で学ぶことが出来なかった手遊びや製作物、毎月の行事、保護者対応、子どもに合わせた言葉の掛け方など、現場で得たことを大学の座学や実技に結びつけ、より学びを深めることが出来ました。何よりも長期間に渡って、子どもの成長を側で見守れることに喜びを感じました。
今後は担任として、子どもの「やってみたい!」という気持ちを大切にした保育を心掛けていきたいです。
(西尾美姫)
葛西祐里さん(2013年卒業) (旧姓星野さん)
保育士特例講座「相談支援」の講師、舟橋安幸先生(写真左)は入学時のGT(ガイダンスティーチャー)、3・4年のゼミ担任が伏見千悦子(写真右)でした。講座の合間に元気に勤務する様子を知らせてくれました。
葛西さんの言葉
「幼稚園教諭として働いて5年目になりました。2年間は年長組を受け持ち、その後、年少組の担任を3年しています。
日々、可愛くて、わんぱく盛りの3歳児と楽しく過ごし、子どもの成長を見守っています。
幼稚園教諭の魅力は…子どもと関わる中で沢山の喜び・嬉しさを感じることが出来て、子どもの成長を保護者と一緒に感じながら自分自身も成長できるところです。」
講師の舟橋安幸先生がゼミ生の結婚式で卒業生に出会いました。以下、舟橋先生からの報告です。
写真の向かって右側が川上(旧姓吉尾奈波)さんです。伏見ゼミでした。
左側が角田愛さんで、中山ゼミでした。(中山先生は現在教育大釧路校)
2人は2010年4月に北翔短期大学こども学科から学習コーチング学科(現在は「教育学科」)に編入学してきました。そして学びを積み重ね2012年3月に本学を巣立っていきました。
村上(旧姓吉尾)奈波さんは、難関の札幌市立保育園の試験に挑戦し、学習コーチング学科初の合格者となりました。現在、札幌市立あけぼの幼稚園に勤務し5年目が終わろうとしています。5月にお子さんが生まれるということで、4月から産休に入るとのことです。
角田愛さんも猛勉強を重ね、特別支援学校の教員採用試験に現役合格を果たしました。最初の勤務地は本学で取得できる教員免許状(知的障害、肢体不自由、病弱)と異なる帯広盲学校でした。そこで4年間勤め、平成28年4月に現在の平取養護学校に転勤になり、現在高等部3年生を担当して3月の卒業式に向けて奮闘中とのことです。
久々ぶりに会う2人は、自信にあふれた余裕を感じました。社会人としても職業人としても大きく成長した姿に接することができ大変嬉しく思いました。
みなさんこんにちは。
私は学習コーチング学科(現:教育学科)の卒業生の上田ひかるです。大学のサポートのお陰で現役で採用試験に合格し、小学校で働き始めて3年、もうすぐ4年目に突入します。
私は現在3年生の担任をしています。素直でかわいく、元気いっぱいのクラスです。先生の1日は授業や生徒指導であっという間に終わってしまいます。子どもたちが「わかった!」「なるほど!」と言って授業に取り組む姿やできなかったことができるようになった子どもたちの姿を見ると嬉しくなります。この時「先生になって本当に良かったな。」と感じます。だからこそ、忙しくても頑張れます。
1,2年目は情緒学級の担任していました。異学年を担任していましたので、子どもたちの困り感や発達段階も様々でした。経験を通して、子どもたちと信頼関係を作る、子どもを理解する、発達段階に合わせた指導をするなど、この2年間特別支援教育について多くのことを学びました。
私は先生になって3年経ちますが、まだまだわからないこともあります。ですが、子どもたちにとっては新任でもベテランでも「先生」ということにかわりありません。わからないこと、自信のないことはすぐ先輩の先生に聞き、たくさんのことを教えていただきながら『私のできることを一生懸命やろう』ということを大切にしています。とにかく、子どもたちはかわいいです。先生という仕事は子どもたちの成長を間近で見ることができる素敵な仕事だと思っています。これからも子どもたちが毎日楽しく学校生活を送ることができるように、勉強を続けていきます。
北翔大学の先生方はとても優しく、熱心に指導してくださいます。卒業した先輩方も先生として活躍されている方がたくさんいらっしゃいます。
ぜひ、オープンキャンパスなどで大学に足を運んでみてください!
上田ひかる
平成28年3月卒業 音楽コース 牛島義寿
「学校の先生になろう」。そう決めたのは、東京の専門学校に通っていた2年目の春。専門学校でお世話になった先生方から教職の道を強く勧められたことが大きな要因でした。しかし、専門学校では教職科目が取れず、どのような進路を経て免許取得を目指していくのか、家族のアドバイスも受けながら思索しました。
何よりも、地元北海道に恩返しがしたく、できるならば北海道で大学生活を送って教職に就きたかったのです。幸運にも編入学で学べる大学を見つけ、将来への活路を見出しました。
それが北翔大学との出会いです。
夏の終わりに面接・選考を経て、3年次に編入学しました。朝から晩まで授業の毎日…とにかく周りに付いていくだけで必死。授業の多くは2年生と一緒でした。学年(と歳)こそ違いますが、同じような将来を描く仲間と共に過ごしました。
授業はアットホームな雰囲気がありながらも、学生の教育に熱心な先生方に恵まれて、一つ一つ着実に学ぶことができました。最後の最後にはサークル活動(吹奏楽団)にも加わり、同級生・先輩・後輩…とにかく周囲の仲間に助けられた2年間は、今振り返ると、ただただあっという間の出来事でした。
そのような環境がよりよい集中へ繋がったのだと思います。北翔大学の諸先生方の手厚いサポートがなければ、今の自分自身はありえません。
将来のために必要な環境が、北翔大学には揃っています。
黒田弥里さんの言葉(函館西高等学校卒)
「3年前に大学を卒業し、今は函館市内の幼稚園で働いています。大学の講義で学んだことや実習の経験を活かして毎日楽しく子供たちと関わっています。子供の成長を一番近くで感じられるこの職業は本当に素晴らしいです。勤めている園がこども園化することになったので保育士資格取得のため、大学に講座を受けに来ています。大学を卒業してからも資格取得のサポートをしていただけてうれしいです。」
講師の舟橋先生から
「保育士資格取得特例講座」講師舟橋安幸〜黒田さんは学習コーチング学科を2013年3月に卒業しました。大学での4年間はいつも真剣に学び、明るく元気いっぱいに過ごしていたことを思い出します。今回思いがけない再会できましたが幼稚園教諭として大きく成長した姿を見ることができ大変うれしかったです。
(舟橋先生は、以前北翔大学の教授をされていて、いまは講師として現役大学生はもちろん、こうして卒業生もご指導いただいています。)
第7期卒業生の 田代圭です。石狩管内の特別支援学校で新卒後5年間勤務させていただいた後、現在の「北海道中札内高等養護学校」に異動し、生徒たちや周囲の教員からたくさんのことを学ばせていただいています。まだまだ未熟ではありますが、「楽しい」「飽きない」「やりがいを感じる」授業を常に目指して頑張っています。
プライベートでは札幌市内や近辺、帯広市などでフュージョンを中心にジャズ・ロック・ポップス等のバンド活動をしており、SAPPORO CITY JAZZや小樽音座なまらいぶ等、各地の音楽イベントで演奏しています。
水澤大地(8期生)ヤマハインストラクター
「ヤマハの仕事と吹奏楽一般バンドとの生活」
現在は、ヤマハ株式会社講師として札幌市内や全道各地でサクソフォン指導、吹奏楽の合奏指導などを行っています。その傍、大学時代からの夢でもありました、吹奏楽団(札幌ハーツウィンドオーケストラ)を創設し、指揮者として札幌市を拠点に吹奏楽コンクールの出場、定期演奏会の開催などの活動をメインに生活をしています。仕事と吹奏楽団の割合は7対3くらいで、どちらも同じくらい力を入れ、バランス良く日々を過ごしています。全ては大学時代にご教授いただいた先生方の元で「音楽」をできた事が現在に繋がっているんだなと思います。
3年前に卒業し、旭川で勤務する松田君が、仕事の帰りに研究室に寄ってくれました。ちょうど4年のゼミ生も在室していたのですが、ミニバレーサークルで顔見知りの学生もおり、「在学中には勉強も頑張って資格や免許を取得すると職業選択の幅が広がるよ」などと社会人としてのアドバイスもしてくれました。そして後輩に何か一言伝えたいことはありますか?と聞くと「人は変われる!」と、どのような状況になったとしても心持ち1つで向上できるのだという前向きなメッセージをくれました。(伏見千悦子)
この春、幼児教育コースを卒業した山上創也くんが、遊びに来てくれました。笑顔で今の仕事を語ってくれました。その内容を紹介します。
「児童通所支援センターで指導員をしています。子供たちはいろいろな個性を持っています。仕事の性質上、学校と家庭の間に入るので、先生と保護者の両方との連携がとても重要です。
こうして社会に出てみると、人間関係づくりがかに大切かを実感しています。大学生の時に好きな仲間とだけ関わるのではなく自分にとって苦手な人とも意識して関わってきたことが今になって生きていると思いました。
今、子供の笑顔に触れるのが毎日の楽しみです。
大学のことを振り返ると、子供との関わり方では大学での特別支援実習や幼稚園教育実習で学んだことがものすごく役にたっています。そして何より大学の先生は親身になって話を聞いてくれたことが本当にありがたかったです。北翔大学で学べたことに感謝しています。」
*山上くんは、大学の教員免許授与式の中で、全員に温かい笑顔で拍手を送っていました。その優しい姿が印象的に残っています。インタビューの間も笑顔でした。笑顔の理由を尋ねると、子供一人ひとりの姿を思い出していると話してくれました。
(山崎正明)
今年北海道で採用になった本学出身の養護教諭の先生たちです。
つい数か月前までは学生だったのに、子どもとの対応の難しさや楽しさを口々に語る姿は、「養護教諭」でした。
頑張れ!
(佐藤朱美)
今年3月に北翔大学を卒業した斎藤さんが、北翔大学に名刺をもってあいさつに来てくれました。後輩の励みになるので、今の様子について書いてくださいと言ったところ、すぐに書いてくれました。早い仕事と、決断力、さすがです。
(山崎正明)
「私は、今北海道職員として働いています。教育局というところで、先生とは違う形で教育に携わっています。私は教育実習を通して、子供が好き、学校が好きということを強く感じました。しかし、自分の適性を考え、先生としてではなく行政の立場から子供のため、先生のため、学校のために働きたいと考えるようになり、この仕事を選びました。
子供を育てる教育という仕事は、先生だけではなく色々な仕事があり、その中の一つに北海道職員があるということを知っていただけたら嬉しいです。
他の仕事と同様に、北海道職員も忙しい仕事ではありますが、私は今人に恵まれ、職場に恵まれ、とても充実した毎日を送っています!」
北見柏陽高校出身 斉藤 園果
卒業生から写真付きの嬉しい便りがありました。札幌市内の私立幼稚園に勤務するゆり先生です。
「お久しぶりです。伏見先生、お元気ですか?今日、卒園式があって無事に2回目の卒園児を送り出しました。来年度は年少の担任です。」
ゆり先生の学生時代は、キャンプや幼児を対象としたボランティアに大変熱心に取り組み、幼稚園、小学校、特別支援学校教諭と3種の教員免許を取得したバイタリティーの持ち主ですが、新卒1年目から単独で年長児の担任を務め、苦しい時もあったようです。
しかし、子ども達への愛情と仕事への責任感を支えに過ごした2年間で子どもと共に大きく成長した様子が、晴れやかな表情に表れており、とても嬉しく、誇らしく思いました。
誰でも社会人1年目は苦しい。けれど、子どもの日々の成長の瞬間に立ち会い、多くの感動や幸せを得られるやりがいのある仕事です。ゆり先生の輝く笑顔が、それを物語っているのではないでしょうか。」
大学3年次で「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」に北海道初の打楽器部門で選ばれた白戸達也さんは現在、陸上自衛隊第2音楽隊(旭川市)にお勤めして2年目です。
1月の休暇を利用して大学へ遊びに来られました。
昨年12月末には、郷里の網走市で中・高校生を大々的に巻き込んだ「打楽器の祭典 FINAL!? in 網走~多種多彩な打楽器による音の世界Vol.3~」を開催されたとのことです。3時間にも及ぶコンサートで、出演者は白戸さんをはじめ、市内と近郊から中・高の吹奏楽部(局)5校の打楽器セクション21名と打楽器アンサンブルEsperanza(札幌)の総勢26名。
打楽器アンサンブルEsperanzaは、白戸さんが代表を務め、2009年に北翔大学・札幌大谷大学・北海道教育大学岩見沢校の打楽器専攻生6名を中心に結成されたグループです。
当日は、出演者全員での打楽器アンサンブル(26名編成)も実現し、約330名のお客さまと大盛り上がりだったそうです。この企画を学生時代から継続されてきた積み重ねの結果ですね。網走市にさぞ大きな“打楽器旋風”を巻き起こしていることでしょう! まさに「継続は力なり」。
郷里の中高生を音楽で励ましている白戸さんを、とても頼もしく感じました。
(鈴木しおり)
平成17年度、音楽コース、ユーフォニアムを専門として卒業した木下利信さんが来訪。
現在、陸上自衛隊音楽隊第3音楽隊ユーフォニアム奏者としてプロ奏者として活躍中。
また音楽隊ではエレキベースや編曲活動も行うなど多彩に音楽キャリアーを積み重ねています。学生時代から吹奏楽団の指揮やソロやアンサンブルの演奏会を北海道内で行っていた他、旭川新人音楽会出演や日本クラシック音楽コンクール全国大会入選など多くの実績を残している。
写真;右が木下さん、左がユーフォニアム/チューバゼミ教員、千葉圭説
(千葉圭説)
6月14日のオープンキャンパスの特別イベントに登場いただいた上田ひかるさん(旭川西高高校卒業)にインタビューをさせていただきました。
上田さんはこの4月から、旭川市内の小学校で特別支援の学級を担任しています。毎日充実した日々を送っているとのこと。
さて上田さんは北翔大学は第二希望で入学したそうです。いまは北翔大学に入学して本当によかったと話してくれました。中身の濃い大学生生活はもちろん、教員採用に向けての大変手厚いサポートがありがたかったそうです。試験に向けてゼミの先生や学科の先生はもちろん、大学の先生全体で指導していただけたことがすごく、よかったと話してくれました。
上田さんの大学生活ですが「ガッキーズ」をはじめ4つのサークルに加入していました。そのことも充実した大学生活につながったようです。ゼミの福田先生によると、それだけではなく卒論も採用試験も本当によく頑張っていたとのことでした。
そのときの「卒業論文」の一部も画像で紹介します。
北翔大学オープンキャンパスにかけつけてくれた白木啓太さんに取材しました。
白木啓太さんは4月から美唄市の教育委員会で、学校への支援の仕事や、各種調査、そして企業と学校をつなぐような仕事をしています
学生時代は4つのサークル活動をしていました。「ミニバレー」「PAL C」「学生FD」「ノートテイク」です。
最初にやりだしたのがのノートテイクで、この活動を通して障がいを持つ方々への関わり方にいろいろ気がつき、人と関わることの面白さを感じたそうです。そうした視点から実はこの4つのサークルはつながっていると話してくれましたが、そのベースになっているのは「学習コーチング」の考え方であり、スキルだそうです。
さて、白木さんは高校3年生の時に来たオープンキャンパスで出会った先輩方の声かけ、接し方がすごく良くて北翔に進んでみいたいという気持ちになったそうです。
実際に大学に来たら、サークルの面白さの他にも、大学の授業のおもしろさを感じたそうです。高校とは違って、講義やゼミでは常に「どう思う?どう考える?」という問があり、考える時間がすごく増えたそうです。「学ぶ」ということを実感したそうです。
北翔大学で一番学んだことは「自分から動けば何でもできる、道はひらける、ということだと思います」と語ってくれました。
取材を終えて、白木啓太さんが生涯学び続けながら、これからもよりよい未来をつくっていくのだろうと予感させらました。
写真は「ヤマハミュージックリテイリング旭川店」に勤めて3年目の水澤大地さんです。水澤さんは、音楽コースの第8期卒業生で、現在、サクソフォーン講師としてヤマハで指導されています。
自ら、店内のラウンジで演奏される機会も多いとのこと。また、イオン旭川店などで、ヤマハ企画イベントに出演するなど、演奏活動にもお忙しそうです。
プライベートでも、旭川市のサクソフォー ン仲間と「市民活動交流センター CoCoDe(旭川市宮前通東)」でコンサートを企画・演奏し、充実した毎日とのことです。
こうして卒業生が活躍されることは大学教員にとって大きな喜びです。
(鈴木しおり)
1年前に本学を卒業された 康 秀安(かん すあん)が、北翔大学に近況報告に来てくれました。彼女は北翔大学の姉妹校である培花(ベイファー)女子大学から3年生に編入してきました。(佐々木ゼミ)
康さんは、「ザ・ウィンザーホテル洞爺」でフレンチレストランやハウスキーピングの仕事をしています。
さっそくインタビューをしました。
(北翔大学で学んだことについて)
「仕事は毎日が発見でやりがいがあります。ゲストのみなさんをおもてなしするときに、北翔大学で身につけた対話の力や幅広い知識がとても役にたっています。教育学科で学んだことで、日本のことがかなり理解できたように思います。「学習指導要領」などは「発見」がすごく多かったです。」
(これからの抱負は?)
「豪華客船の乗務員になって世界中をまわってみたいです!」
(大学のみなさんへ)
「今はあまり意味がないと思っていることも、あとで役に立ってきたりします。それから人のつながりはやはり、とても大切です。大学でたくさん思い出をつくってください。それから、好きなことを大事にするのはいいと思うのですが、きわめてみるのも大事だと思います。ですから資格はできるだけ、たくさんとった方がいいです。ちなみに私はいま、日本酒のソムリエ(利き酒師)の資格をとろうとしています。」
(山崎正明)