北翔大学内に名画

 北翔大学内の図工室(137教室)の周辺には名画の複製画を展示しています。

教育学科のみなさんが、やがて教員になったときに、園や学校、施設などでもこどもたちのために、このような環境づくりをしてほしいと願っています。絵を飾ることは、こどもたちに、若いうちからよもに触れてくださいね、というメッセージでもあります。掲示されているものは各学校に配布される教材カタログでとりあつかわれているものが中心ですから、入手しやすいです。

なお、作品の下に小さく作者名が書いてあります。社会人の教養としても知っておきたいものです。なお、教員採用試験にも絵画に関する知識を問うものが出題されています。でも、本当は、教養としてとか、試験があるからとかではないのですけど、、、時々、絵を見ている学生の姿を見ます。素敵な姿です。

(山崎正明)

北翔アートギャラリー 戸坂 恵美子

 

浅井記念館のホールの吹き抜けに展示されているのは 染色の作家 戸坂恵美子さんによるもの。

 

ホールにある、この作品、いつも見えている。でも時には時間をかけて見てみませんか?

どんなふうに感じ取ったか、それを誰かと話あってみるのもいいでしょう。

自分の見方や感じ方が広がったり、深まったりということもおきたりします。

染色と織物の作家 戸坂恵美子さん(留萌出身)の作品は高い評価を受けています。北海道文化奨励賞、札幌市民文化賞なども受賞されています。

 

若いうちに少しでもよいものに触れ、感性を豊かにしてほしい、そう願っての大学の環境です。

北翔アートギャラリー 阿部 典英

阿部典英さんの作品。北海道はもちろん、戦後の日本の現代美術をリードしてきた存在でもあります。

2012年には「北海道立近代美術館」で「阿部典英のすべて展」が開催されています。

永遠の工作少年とも言われる彼の作品をじっくりと見ることができるありがたさ。自分がつくっている感覚で作品を鑑賞するのも面白いと思います。

こうした作品を身近に感じながら大学生活を送ることの素晴らしさ。特に教育を目指すものにとっては、自らの感性を豊かにすることも大切になってきます。それでこそ、子どもの持っているよさにもたくさん気がつくでしょう。

なお阿部典英さんは北翔大学で教授をされていました。

北翔大学 アートギャラリー 小林 繁美


これは金属でできています。北海道の小林繁美さんの作品です。北翔大学の展示作品を見ていると美術の表現方法は、実に様々だということが実感できます。

 

「これは、何?」そう思って様々な見方で鑑賞するのもいいでしょう。できたら友達と話し合ってみるのもいいかもしれません。

 

見る人がいてこそ、作品は、作品として成り立つのですから。

北翔アートギャラリー 坂田 胆道

北翔大学では、道内で活躍されている作家の作品を展示しています。学生のみなさんに優れた美術作品に日常的に触れてほしいということから 展示室ではなく廊下に展示しています。

 

 坂胆道(さか たんどう)さんの「いつか来た道

 坂さんのもっとも有名な作品は「少年よ、大志を抱け」の「クラーク像」ではないでしょうか。

江別市には情報図書館と野幌公民館にも作品が設置されています。

 

この作品を見ながら、彼がどんな思いを込めてつくったのか、ぜひ本物を前にして味わってください。

 本物に触ってみるのもおすすめ。もとは粘土でつくったものをブロンズにおきかえていますが、彼が粘土をさわったその痕跡から、制作の様子を想像してみるのもよいでしょう。