素晴らしい時間〜幼稚園教育実習報告会

 幼稚園の「教育実習報告会」がありました。コロナ禍での準備で難しさがあった教育実習ではありましたが、3年生の発表の様子から本当にたくさんのことを学んできているのだと実感させられました。

 また来年教育実習に行く後輩へのメッセージも自分の失敗談をまとめながら、あるいは、ポイントをしぼってというように、それぞれが誠実に心から後輩に伝えようとしていました。 2年生と3年生が同じ空間で90分以上話を真剣に聞き続けていました。その眼差しから、幼児教育コースの学生たちの素晴らしさを感じました。

 

 

(教育実習報告会の2年生の感想)

◯今日は第2大麻こども園での導入実習があったため、自分の動きと先輩の話を比較しながら聞くことが出来ました。子どもたちに対する関わり方や自分の動きへの改善点が沢山あったため悔しい気持ちになってしまいましたが、先輩方が仰っていたように「失敗」から学ぶことが多く前向きに捉えることが出来ました。悔しさや失敗に対する不安は必ず感じるものですが、どれだけ自分でポジティブな気持ちに変換できるかが大切になってくるのだと思いました。

また、園によって方針や保育内容は多様だと感じました。どこの園で実習をしても、方針に添いながら自分を活かせられるような活動を心掛けたいです。不安から肩の力が入ってしまったり、明るさが半減されてしまいがちになりますが、どんな状況下においても笑顔で柔軟に対応が出来るよう実習に取り組みたいと思います。

◯今回色々な先輩の実習報告を聞いて、実習園を選ぶため、また、これからの実習や子どもと関わるうえでとても学びになりました。保育のことでは、導入の大切さや、絵本や手遊び、ピアノはレパートリーが多いほうが良いこと、年齢や月齢・クラス編成に応じて指導案の内容をよく考えることなどを学びました。子どもの発達段階に合わせて興味関心を引き出し、楽しみながら活動に参加できるようにすることが大事なのだと何度も思いました。子どもがたくさん助けてくれたという報告もあり、子どもたちの優しさも感じました。また、姿勢としては、積極的に笑顔でいること、わからないことは先生に聞くことなどを学びました。今から講義で知識を身につけ、ピアノや手遊びなどをたくさん覚えたり、指導案や日誌の書き方を練習したり、保育のバイトや導入実習で積極的に子どもと関わったりして、実習本番に充実した時間を送れるようにしたいです。

◯先輩の話を聞いて、教育実習の手引きやネットなどで調べるだけではわからないことを教わったり、実習先を選ぶ上で参考になることなどを学ぶことができました。不安なことや上手くできないことがあっても、まずは笑顔でしっかりと挨拶をし、自分から積極的に質問をすることで、信頼関係を築くことができるのだと思いました。多くの先輩の話から、実習が近くなってから準備をするのではなく、手遊びやピアノなど今から地道に練習を重ねることで、より良い実習にすることができるのかなと感じました。導入や声かけの大切さと難しさ、月齢や一人一人の発達段階に応じた活動、子どもが主体的に活動できるような流れなど、実習を実際に経験されたからこそ分かることを直接聞くことができ、自分に足りていないものやこれから頑張るべきことを考えるきっかけになりました。たくさんメモを取ることもできたので、これから様々な面で生かしていきたいと思います。