《学生レポート》「3週間の教育実習で学んだこと」  幼児教育コース 3年 舟山 咲季

今回私は、白石幼稚園にて3週間の教育実習をさせていただきました。

この実習を通し、こどもの心に寄り添い、こども達が何を求めているのか、何に困っているのかなど、思いを汲み取ることの大切さを学びました。

年齢によっては言葉で伝えることが難しいため、その状況だけで判断するのではなく、なぜこのようになったのかという子どもの思いを受け止め、導くこと。

けんかをしている場面では、まずはこども達の様子を見守り、思いが行き詰まっていると感じたところで仲裁に入り、お互いの気持ちを代弁し、相手の気持ちを知り、納得できたところで解決に導くこと。

いつでも友達と仲良くすることだけが良いことではなく、けんかをし、友達の思いを知ること、優しさに触れること、痛み、悔しさを知ることも時には必要だと感じました。

そして、毎日少しずつ学んでいき、小さなねらいから大きなねらい・・・と日々の積み重ねで保育はできていると感じました。

こども一人ひとりによって育っている環境、性格、興味や関心は異なり、それぞれに応じた援助が求められます。

その難しさはありますが、何度も子ども達と向き合い、自分の援助がうまくいったときの達成感はとても大きく感じました。

さらに、毎日の出来事を書く日誌は、毎日やるからこそに意味がある、とても大切なことだと思いました。

2年間保育の基礎を学んだ上で実習を迎えたことで、保育の基礎知識だけでなく広い視野を持って実習に取り組むことができました。

優しく指導してくださった園の先生方、何でも相談し合える実習生の仲間と出会い、恵まれた環境で実習できたことへの感謝を忘れずにこれからも頑張っていきたいです。