講義「教職実践演習」

 これから、いよいよ幼児教育に携わることになる卒業前の講義「教職実践演習」を紹介します。 

 第1回目は、幼児教育のよさや大切さ、魅力をあらためて味わうために、ある幼稚園教育の1年を描いた記録「あそんでぼくらは人間になる」をみんなで視聴しました。

 

 その映像を見る4年生のまなざしから、優しさや真剣さを感じました。そのあとのグループでの話し合いも、自然な感じでいきいきと話していました。さすがだと思いました。

 講義の感想を紹介します。数分で書いたものです。

 

今日の映像を見て子供たちの自主性を大切にしていてその結果子供たちが困難や壁にぶつかった際に子どもたち自身で話し合い、解決していく姿が見られて保育者が声をかけるということも必要だけれども、子どもたちに必要以上に声をかけすぎないと言うことも大切なんだと感じました。」

 

「自然との関わりが多い幼稚園だなと思いました。だからこそ子どもたちが考えて遊ぶ姿や、先生たちも子どものありのままの姿を受け入れて、口は手出しをするよりも今無理と言う姿勢があたたかいなと思いました。」

 

「子ども同士で喧嘩が起きたときに先生に頼るのではなく、自分たちで話し合い解決しようとする姿を見て、日ごろから先生が中立に入るのではなく必要に応じて適した関わりがされている証拠だと感じた。現場にいる保育士だけではなく園長先生が積極的に保育や幼児教育に参加している環境は子供にもいろいろな影響や意欲を与えていてとても良い感じでした。」

 

「子どもたちに挑戦心を持つように促す手作りの遊具や森が近所にあり中に遊べる環境がすばらしいと思いました。喧嘩の際「手を出さず口で喧嘩しなさい」や悔し涙のことをとりあげて全体に声かけしていました。このように、子どもの成長を促すことが大切だと感じ、そのような保育士になりたいと考えていました。」

 

「今日は「あそんでぼくらは人間になる」のビデオ鑑賞し、子どもたちの遊びは子供たちが発想する遊びも対応により無限にあるのではないかと感じました。子供一人ひとりの様々な力を大切に子供たちが発揮できるような先生方の関わり方や保育の行い方など学ぶことが多々ありました。」

 

(山崎正明・伏見千悦子)