《学生Report》「教育実習を終えて」

 

幼児教育コース 3年 柏野 唯花

 (出身高校:札幌山の手高等学校)

 

 

 8月20日から9月11日の3週間、そうせい幼稚園にて教育実習をさせていただきました。初めての実習ということで、
事前にエプロンシアター、手袋シアター、自己紹介のパネルシアターなどを製作し、実習に備えました。
 最初の1週間目は、園の一日の流れや一人一人の子どもの実態を把握するのに必死でした。そのような中で、手遊びの部分実習をさせていただきました。手遊びの中にクラスの子どもたちの名前を呼ぶことを取り入れ、みんなの名前を呼ぶように繰り返し行ったことで、子どもたちが楽しめるということを体験できました。
 2週間目には、部分実習をさせていただきました。自分が計画した遊びと子どもたちが行いたい遊びが違う場面があり、
戸惑いながらも子ども達のやりたいことを行うことにしました。子どもが興味・関心を持った遊びに主体的に取り組めるように保育者は臨機応変に対応するべきであることを学びました。
 また、製作遊びでは作業手順を最初に全て説明すべきなのか、区切りながら進行すべきか迷いましたが、細かく区切りながら進行することで子どもたちが安心して製作することが出来ました。さらに、製作にかかる時間に個人差があり、早く終わった子どもへの対応を考えておく必要性を感じました。
 3週間目には、完全実習で「フルーツバスケット」を行いました。ペープサートで果物クイズを行い、その後自分で
好きな果物を選びワッペンを作るところから始めました。「フルーツバスケット」のゲームは同じようなルールのゲームを
以前に行ったことがあったとのことで、鬼役になりたい子どもが多く、スムーズに遊びが進行しませんでした。過去の経験を把握し、ゲームの要素を難しくするなどの工夫をすべきであったと反省しました。
 この実習を通して、多くのことを学ばせていただき、保育者になりたい思いが強くなりました。また、自分の課題も確認できました。
 残りの学生生活で保育者を目指して学びを重ねていきたいと思います。