「現代生活と芸術」の中で、札幌民謡連盟のみなさんの演奏を大学生に聴いてもらいました。民謡は知ってはいるけれど、じっくり聴くのは初めてという大学生がほとんど。民謡を聴いているときの大学生の表情を見ていると、そのよさを主体的に味わっている学生が多いことがわかります。「現代生活と音楽」ということを考えたときに、どうしても耳に入ってくる音楽は商業的なものが中心になりがち。こうした伝統的な文化としての音楽には触れる機会がすくないだけに、この時間は価値ある時間になったでしょう。北翔大学の講義では、こうして感性を豊かにするようなものも大切にしています。音楽コースがあったり、芸術学科がある大学ですので、そのよさも生かした講義をめざしています。ちなみに、この講義は教育だけではなく、スポーツや心理の学生も受講しています。