教育学科では、初等教育の場で多様な学習活動をつくりだす人材を育成する「初等教育コース」、幼児の豊かな情操をはぐくむことのできる人材を育成する「幼児教育コース」、子どものこころとからだの健康維持を支援する人材を育成する「養護教諭コース」、高度な演奏技術と豊かな表現力を持ち、社会貢献できる人材を育成する「音楽コース」の4コースを設置。

北翔大学教育学科 3つのポリシー

 

1 DIPLOMA POLICY 学位授与方針

本学科では、以下に示す資質・能力等を修得した者に学位を授与します。
【知識・理解】
(1) 文化、歴史、教育、地理、生活、自然環境等について幅広い知識を身に付けている。
(2) 現代社会の諸問題の存在について、広く理解、教育者として社会に参画できる力を身に付けている。
(3) 教育学の体系的知識を身に付け、教育上の諸問題を踏まえつつ、幼児・児童・生徒理解を深めることができる。
【思考・判断】
(4) 学修成果を状況に応じて実践的に活用することができる。
(5) 現代社会が抱える課題に対し、学んだ知識を活用し、解決策を考えることができる。
(6) 社会や教育上の諸問題を発見・理解し、解決のための方策を見いだすことができる。
【関心・意欲・態度】
(7) 研究と修養を継続的に行う意思を有し、自律的かつ主体的に取り組むことができる。
(8) 地域社会の動向や教育事情をよく理解し、教育者として幼児・児童・生徒はもとより地域社会に貢献する高い志を持つことができる。
(9) 高い倫理観と正義感を持つことができる。
【技能・表現】
(10) 読解、要約、まとめ、発表などの基本的なスタディ・スキルを身に付けている。
(11) 教員等に求められるコミュニケーション力や表現力を身に付けている。また、今日的な情報処理に関するリテラシーを有し、情報の明確な受発信ができる。
(12) 多様な価値観を理解して、適切な行動をとることができる。

2 CURRICULUM POLICY 教育課程編成方針

本学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成するため、以下の方針に基づき教育課程を編成します。
【教育内容】
(1) 4コースあり、それぞれの目的にあった科目を設定している。大学での学び方を身に付ける基礎教育セミナーを必修科目として1年次に位置付けるとともに、4年間の学修の基礎になる科目を1・2年次に履修できるようにする。また、幅広い視野と知識を身に付けるために、教養科目や他学科の専門的な科目を、全学共通科目や発展科目に位置付け履修できるようにする。
(2) 社会人としての必要な基礎力を育成することを目的とし、全学的にキャリア教育に関して「キャリアデザイン」を1年次から3年次にわたるまで必修科目として位置付ける。学修の足跡をキャリアノートに記録し、指導担当教員と共有することで、学生のキャリア発達に関わる成長の確認をする。
(3) 教員養成を主な目的とする学科であることから、教職免許を取得するための「教科に関する科目」、「教職に関する科目」を中心的な専門科目として位置付ける。概論や各論の履修後に、指導法の履修や実習、さらには専門分野の研究を行うことで、系統的な学びを展開する。また、小学校・幼稚園の教育実習・養護実習を3年次に、看護学臨床実習を2年次に、保育実習を2・3年次に、中高音楽の教育実習・特別支援教育実習を4年次に設定し、より実践的な力を身に付けることができるようにする。
(4) 各コースとも、4年次に卒業研究を設定し、大学における専門的な学びを総括する。
【教育方法】
(1) 専門性を高めるために、理論の指導を確実にしたうえで、演習的な講義を展開している。
(2) 個々の授業では、理論に基づく実践力を付けるために、様々な形態のアクティブ・ラーニングを導入している。
(3) 各コースの特性を重んじて、文献、映像、音声、演奏、実物提示などの教材を吟味し、活用している。教育のICT化にも対応し、科目によってはタブレットや電子黒板などを使用する。
(4) 各コースの特性に応じて、学外での学習活動を充実し、学会や研究会への参加・発表などを学生に促している。例えば、初等教育コースでは、教育に関わる各種ボランティア活動への参加を促すことで、学生の児童理解を深め、指導技術の向上を図っている。音楽コース、幼児教育コースは、関連学校・園、又は地域の催し物に参加し、社会貢献することを推奨し専門性の向上を図っている。養護教諭コースでは、2年次での看護学臨床実習に向け、初年度から理論学習や実習準備を行う。また、積極的に学会への参加を促し、専門性の向上を図っている。
(5) 教科に関する指導法等の科目では、模擬授業等を積極的に取り入れ、実践力の向上を図っている。
(6) 学生達の学びの状況を適切に把握し、よりよい学修状況へと導くために前期後期ごとにGT、ゼミごとに個人面談を行っている。
【教育評価】
(1) 各科目で設定した評価方法に基づいて実施する。講義中の発言内容やレポートの状況、試験の成績等を総合的に判断して成績評価を行う。
(2) ポータルサイトを活用し、学びの習熟度を学生自ら確認できるようにする。
(3) 個別に相談したり、学科に所属する教員間で情報を共有したりして、客観的な評価と指導の充実を行う。
(4) 卒業の判定にあたっては、専門演習や卒業研究から、4年間の学びの成果を総合的に評価する。

3 ADMISSION POLICY  入学者受け入れ方針

本学科では、以下に示す資質・能力等を身に付けた者を受け入れます。
(1) 高等学校の教育課程を修了し、高等学校卒業に相当する学力を身に付けている。
(2) 教育や保育に関する社会的な諸課題について、自分の持っている知識や情報により論理的に思考し、それを説明したり表現したりできる。
(3) 「初等教育」、「幼児教育」、「養護教諭」、「音楽」の4コースから、主体的に所属先を選択・希望するために、専門性の高い職業に就く目的意識を有し、そのためにどのような学びを展開していきたいのか、具体的に考えることができる。
(4) 高等学校等で課外活動やボランティアなど、多様な活動経験を有している。

カリキュラムマップ

学びのステップ