《学生Report》「おもしろ算数教室」について

三浦ゼミのゼミ長 松田亮太郎くんが「おもしろ算数教室」について書いてくれました。

 

「三浦ゼミでは、10月上旬から11月中旬にかけて毎週土曜日に主に江別市内の小学校の子どもを学校に招待し、90分(45分×2)の算数教室を行っています。私は、そのゼミ活動を2年生の頃に見学に行き大きな魅力を感じて三浦ゼミへの希望を出しました。

 

内容としては、学生が主体となって授業、設営、運営、保護者への対応をしています。もちろん授業の内容もゼミの学生が決めています。2年間の活動を通して感じるのは、まず教員を目指す学生として教育実習以外の機会で実際の子どもを相手に授業ができる喜びと、子どもを想定した模擬授業では得られない気付きがあることです。おもしろ算数教室の目的としては、算数嫌いの子どもが多い現状に対し「算数って面白い」「計算するだけが算数の面白さではない」と気付いてもらうための活動です。なので、学校で行う教科書に出てくるような内容の授業だけではなく、数字を使ったカードゲームや最短何回で完成させることができるかを考えるパズルといった学校とは少し違った視点の授業も展開しています。

 

私も来年の3月には卒業してしまいますが、昨年教員採用試験に合格し現場で活躍する先輩が算数教室のメンバーとして参加するなどの動きも見え始めています。勉強が嫌いな子どもの興味を授業に向かせることや、オリジナルの単元を0から考え実際に子ども達に授業を受けてもらうなど貴重な経験をしたことで、指導力や子どもを理解する力が養われたと思います。来年から現場に出ることになりますが、この2年間の経験を活かし現場で活躍したいと考えています。そして、現場で学んだものを来年頑張るメンバーに受け継いでいきたいです。興味がある方は是非、見学を。三浦ゼミ室で待っています。」

 

 北翔大学 教育文化学部 教育学科4年

三浦ゼミナール長 松田亮太郎